発毛剤の真実

ミノキシジル・フィナステリド・ディタステリドのジェネリックでハゲ治療

ザガーロのジェネリックであるアボダートで薄毛治療する方法

ザガーロのジェネリックであるアボダートで薄毛治療する方法について見ていきます。

 

 

アボダートの効果

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アボダートの有効成分デュタステリドが生え際や前頭部頭頂部の抜け毛を予防し手、薄毛の進行を食い止めてくれます。
アボダートは「Ⅰ型」及び「Ⅱ型」の5α還元酵素(リダクターゼ)を阻害することができるため、「Ⅱ型」の5α還元酵素を阻害するプロペシア(フィナステリド)以上の脱毛抑制・発毛効果があると期待されています。
男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降に発症し徐々に進行する男性に多く見られる脱毛の症状です。
初期症状としては額の生え際(前頭部)や頭頂部の毛髪が細く短くなり、次第に額の生え際が後退したり頭頂部の毛髪がなくなります。
この男性型脱毛症(AGA)にはジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが関与しています。
そしてジヒドロテストステロン(DHT)の生成には5α還元酵素(Ⅰ型、Ⅱ型)が作用していますが、今回の新薬アボダートには、Ⅰ型及びⅡ型の5α還元酵素が作用することを阻害する働きがあります。
すでに臨床試験において、毛髪数の増加(発毛の評価指標として設定)、硬毛数及び毛髪の太さの増加(育毛の評価指標として設定)といった効果・効能が確認されており、これによって男性型脱毛症の治療薬として厚生労働省に認可されました。
また海外の臨床試験では、アボダート(デュタステリド)0.5mgとフィナステリド5㎎(※プロペシア1mgの5倍量)を半年間服用するという比較試験にて、アボダート服用群の発毛量が30%ほど多かったという報告があります。
なおMSD社のプロペシア錠やファイザー社のフィナステリド錠の効果・効能欄には、「男性における男性型脱毛症の進行遅延」という記載がされているのに対して、アボダートは「男性における男性型脱毛症」と記載されています。
進行遅延だけではなく発毛・育毛効果も認められているためこのような記載になっている点も特長です。

アボダートの成分

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アボダートはデュタステリドを有効成分としています。 プロペシア(フィナステリド)は「Ⅱ型」の5α還元酵素を阻害し脱毛・薄毛を抑制しますが、アボダートの有効成分であるデュタステリドは「Ⅰ型」及び「Ⅱ型」の5α還元酵素を阻害することができます。
男性型脱毛症(AGA)には、男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が関与しています。
通常のヘアサイクルは6年程度ですが、ジヒドロテストステロン(DHT)が多く存在する部分は毛の成長が阻害されるためヘアサイクルが乱れ、細く薄い毛となり1年弱で抜けてしまいます。
この脱毛の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)は5α還元酵素の働きによって活性化されるのですが、アボダートは「Ⅰ型」及び「Ⅱ型」の5α還元酵素を阻害するため抜け毛・薄毛の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の濃度を下げることができます。
さらにアボダートはジヒドロテストステロン(DHT)レセプター(受容体)への占有率が高いためより強い脱毛抑制、発毛効果が期待できます。

アボダートプロペシアとの違い

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アボダートの主成分である「デュタステリド」はプロペシアの主成分である「フィナステリド」と同じく、5α-還元酵素阻害薬に分類されますので、同様の作用機序となります。
フィナステリドは上記の5α-還元酵素のⅡ型のみを阻害するのに対して、アボダートの主成分であるデュタステリドはⅡ型に加えてⅠ型をも阻害します。
よってⅡ型のみを阻害するフィナステリドよりも、Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害するデュタステリドのほうが発毛効果はより高いと考えられており、臨床試験において、アボダート0.5mg の24週間の内服は、フィナステリド1mgの同様の内服に比べて発毛効果が約1.6倍である、とするデータがあります。

アボダートの歴史

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AGA治療薬の新薬として新たに認可されたアボダートですが、この主成分であるデュタステリドは、アボダートとして発売される以前から、前立腺肥大症の治療薬(5α-還元酵素阻害薬)アボルブとして発売されていました。
前立腺肥大症とは、前立腺が肥大することによって、尿のきれが悪かったり残尿感が残ってしまったりする病気です。前立腺の肥大は男性ホルモンと大きな関係があり、男性ホルモンが前立腺に作用することにより前立腺が肥大していき、前立腺肥大症が発症してきます。
この前立腺肥大にかかわる男性ホルモンがテストステロンであり、このテストステロンが5α-還元酵素とよばれる酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変換され、効率的に前立腺を肥大させることによって前立腺肥大症が発症します。そこで5α-還元酵素の働きを阻害するデュタステリド(アボルブ)を服用することにより、DHTの産生を抑制し前立腺が肥大するのを抑えます。
このように、前立腺肥大症の治療薬としてすでに認可が下りていたアボルブですが、その副作用として増毛効果があることは以前から注目されていました。前立腺肥大症の原因とされているDHTが、AGAの発生の要因でもあるからです。
ではいまでなぜ、AGAの治療薬としての申請がされていなかったかというと、成分や効能が近いフィナステリド(プロペシア)がAGA治療薬として先に認可を受けたことで、商業的に成功が期待できないと判断されて申請を途中棄権したのが理由のようです。

アボダートの期待される発毛の変化

アボダートの主成分のデュタステリドという成分は、プロペシアの主成分フィナステリドと同様に、AGAの原因である5α-還元酵素を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質の生成を抑える効果をもちます。
この5α-還元酵素を阻害する作用はフィナステリドと同様ですが、5α-還元酵素にはⅠ型とⅡ型の2種類がありフィナステリドがⅠ型の5α-還元酵素のみを阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の5α-還元酵素の両方を阻害する効果を持っていて、AGA治療において、フィナステリドの1.5倍の脱毛を抑制する効果があるといわれています。
また、デュタステリドは半減期(薬品成分が血液に溶け込む濃度が半分になるまでの時間)が大変長く、2週間ほどあると公式に発表されているのに対し、フィナステリドの半減期は約6~8時間と発表されていて、このため継続的に服用することでデュタステリドは血中濃度のDHT抑制濃度がフィナステリドよりも、より一定に保たれるので、このこともデュタステリドとフィナステリドの効果の差になっていると考えられます。

 

 

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